2019年05月23日

業界裏話とAIDSのクスリについて

今日は『鳥居薬品大丈夫か?』という話
ちなみに鳥居薬品、といえばまず…
アンテベート!
ロコイド!

などのステロイド外用剤が浮かぶ

あとは…
……

………!?

な、なにも浮かばねぇ(笑)






と、いうのは冗談で(*・ω・)
この鳥居薬品、実は『いくつかの抗HIV薬』を取り扱って…  いた。
“いた”と言うのはおいおい触れるとして、先ずHIVについて軽く蘊蓄を垂れさせていただく。
HIVとはヒトからヒトに伝搬するウイルスで、感染すると免疫が働かなくなるいわゆる“AIDS”の原因となるものだ。
なお、AIDSについては義務教育でも取り上げられているはずだから皆さん おおよそご存知であるとは思うので割愛。
それよりも重要なのは『HIVに感染したとしても、即AIDSを起こすのではない』ということをどうか知っていただきたい。

そう、先に挙がった“抗HIV薬”を“きちんと飲み続けること”ができれば、晩年までAIDSの発症を抑えながら生きていくことも不可能ではない。
ところがHIV感染者にとって命を繋ぐ希望ともいえるこの抗HIV薬、実はその殆どが“海外メーカーからの輸入品”であることはさらに知られていない。
万が一、海外から入らなくなると国内のHIV患者はAIDS発症を待つばかりになるということになる…

話を戻すと、鳥居薬品はそんな抗HIV薬のうちのいくつかをギリアドという海外メーカーからライセンスを取って販売して“いた”わけだが、これが今年始めに打ち切られてしまった。
鳥居薬品にとり、この抗HIV薬はその売り上げの3分の1ほどを占めていたようだから、これからは今までの7割未満でやりくりしていかなければならなくなってしまったが、
家庭や経営をやりくりしている方ならば“収入の3分の1が消滅する”ことがどんなに危ういかは想像に易いはず。

ちなみに、こういった情報は自分から引っ張りにいかないと得られない閉じられたものだ。
HIV患者は、そこらの病院やクリニックにはかからない。
プライバシーを守るために、隠匿された医療機関にかかり、限定された薬局でクスリを受けとる。
だから我々のような市井のイチ薬局にはまるで無関係で、何の情報も入らないのが当たり前のようになっている…
それはおそらく独占禁止法に抵触するのだろうけど、HIV患者さんのためを思って誰も声をあげたりはしない。優しい世界だと思う。

話を鳥居薬品に戻すと
そんなピンチな中、ミティキュア、シダキュアなる新機軸のアレルゲン減免薬を売りに出している。
これはいわゆる“飲んでる間だけ良くなる(やめたらまた症状が出るよ)”っていう従来の悪徳商法みたいな薬剤とは違って、
きちんと治療を終えたら文字通り『治る』、本当のクスリだなと私個人はリスペクトしている。
(シダキュアの前身であった『シダトレン』はシダキュアの投薬制限解除に伴い販売終了が決まったのは上記の経営状況からはやむなしと推測できる…)

だからこの鳥居薬品がぶっ倒れてしまうと、ミティキュア、シダキュアみたいなある意味『正しいクスリ』も存続が危うくなってしまうので、なんとか応援したくなるのが日本人的な気質(笑)

使えるものはなるべく鳥居で使ってあげましょう!(偉そうに)

…アンテベート…ロコイド…

あれ?ウチで使えそうなものが無いぞw
だめだ、どうか踏ん張って堪えてくださいm(__)m
posted by うたまろ at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌

2019年05月20日

“今度は現実で”…なんて思うわけにもいかないか

子供を連れてお祭りに参加している時に、“釣り遊び”をさせるおじさんがその釣り堀で溺れてしまっている…そんな状況。

もちろんすぐさま引き上げて、お腹を圧迫して飲んでしまっていた水をピューと抜いたりなんだりして見事蘇生に成功!
息子からは『パパすっげぇ!!』なんて評価がうなぎ登り(地の評価がかなり悪いw)で二度美味しいっ

…って思ってたらやっぱり夢か(笑)
当然ながら、評価は元のまま。

さすがに“現実でも起こって欲しい”とは思わないけれど、『自発呼吸の有無の確認に手間取ってしまった』『周囲に助けを求めるのが遅れた』など反省点がいつか見られたので
実際にそんな状況がまた再現されてしまった時はさっきよりもうまくやれるように、と願って覚え書きとする。


2019年05月19日

新たなものを作ろうとしている

新たなものを作ろうとしている。
新たなもの、とは言ってもそれ自体は特別新しいものになるわけではない(意味不明だ)
ただ、“今”のものが変わって“過去”のものに変わるのだから、それは一応“新たなもの”になるのだと思う(笑)


新たなものを作ろうとしている。

新たなものを作ろうとしていると『今のものを否定している』と誤解を受けることが少なくない。
それは主に、“今”ある状態こそが至高で、その状態やそこに至る道筋こそが正解であり終点だと信じてやまない方たちからだ。

誤解だけならばまだ良い。
しかしそこに進路妨害がセットとなるとやや面倒だ。

自分には旧いものを否定する意図は全くないつもりだが、旧いまま変われなかったばかりに滅びゆくのは御免だと考えている。
シンプルな生存本能に近い。

かたや彼らは新たなものへの刷新を拒み、旧いままであり続けることに固着しているが、
彼らにしてみればこれもある種の生存本能なのかもしれない。

そうなると大変だ。生存本能どうしがぶつかり合うこと、イコール『殺し合い』になってしまう。
しかし歴史に習えば変化に耐えられなかったモノはすべからく滅んできた。

“変化”に挑んでみたところで負ければ当然滅亡、勝ってもいずれは滅亡となることを彼らに気づいて貰えたら良いが、
麻薬中毒のように“今”に溺れてしまうとそれは難しいのかもしれない。

いやいやなんとも割りに合わない。
新たなものを作ることなんて、とうてい割りに合わない。

“今”とは、かつてはもっと旧かった“いつか”が何らかの紆余曲折を経て出来上がったもので、本来ならそうそう変わることなんて無い。
位置エネルギー的には一段落した状態だ。
これを変えるにはまた一旦持ち上げてやらなきゃならない。

それにはどれだけのエネルギーがいるやら?
よしんばそれだけのエネルギーを投入出来たとして、どれだけの見返りがあるか?

…そう考えるとやはり割りに合わないもんだ。

それなのになぜやるのか?
なぜやらねばならないと思うか?

ここで大事なのは“繋ぐ”ことだ。

近い将来、素晴らしい船長が現れて皆を新天地に導いてくれる日がくるかもしれない。
その日に備えて船を整備しておく…そんなイメージだ。

“今”にそれを食い潰させないこと、それが次代に路を繋ぐことになる。
結局は“今”の次に別の“今”が出来るだけ。
“新たなこと”にはそれ自体には何の意味も、享受できるメリットも何もない。

それでも追究出来るのか
こればかりは温かく見守ってもらう他にわからないだろうな!

2019年05月15日

3つ以上に分裂したお薬手帳を統合させた瞬間が最もエクスタシーだと気づいてしまった話

結論は表題が語ってしまったので以下はそこまでに至る経緯について。

プロフィール欄やアンケートなどでよく、
“好きなこと楽しいこと”
を問われる事がある。
ここでポイントとなるのは“趣味”を聞かれている訳じゃないということ。

“趣味”ならば、読書やらドライブやらゲームやらを取り合えず真っ先に挙げていたと思う。
しかし…これらが本当に“好きなこと”“楽しいこと”なのか?と良く良く考えてみると
これらはあくまでも“趣味≒習慣”であって、
変な話それがイコール“好きなこと楽しいこと”ではないということに気付いてしまった。

じゃあ私が一番エクスタシーな瞬間はいつなの?と過去を振り返った時にビビっときたのがこの…
『3つ以上に分裂したお薬手帳を統合させた瞬間』
だった(笑)

紙ベースのお薬手帳は、時に忘れたり、紛失したと思い再発行してもらった途端に出てきたりとうっかりすると分裂してしまうもの。

そうなるともう時系列もメチャクチャになってしまい、却って混乱のもとになり、患者さん自身も『もうめんどくさいなー』となってしまうことが多いのではないかと。

しかしそんな分裂したお手帳を預かって、時系列に合わせて切り貼り工作すれば…
患者さんは再び整った1冊のお薬手帳で利用を再開する事が出来るようになる。

もちろん切り貼りして見栄えは少し悪くなるけれど、一つ一つの重要な記録を漏らさずに1冊にリファインできた時あの感動は筆舌しがたいものがある…

まるで悪い淀みが一掃されて新たな風が吹き込むような、爽快感が沸き起こる

それは自分にとっては美味しいものをいただくよりも
絶景を見渡すよりも、スポーツで良い汗を流すよりも、ゲームでハイスコアを叩き出すことよりも

何よりもエクスタシーだったのだ\(^o^)/!

…であるからして、少なくとも当薬局をご贔屓に下さる皆さんのなかで“お薬手帳増殖”を起こしてしまっている方があればありがたく切った貼ったをさせていただくので遠慮なく統廃合をご希望下さい!と結びます。

posted by うたまろ at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌