2023年06月16日

不正請求のヤツ分かった

不正請求のカラクリが分かった(苦)
…俗に言う1800枚の壁だ

調剤薬局には月間の受け付け回数が1800回を超えると処方せん一枚あたりの基本点数が420円から260円に下がる、という何とも言い表し難いルールがある
具体例を挙げて解説すると、処方せんの一枚あたりの(基本料を除いた)技術料を仮に2000円とすると、処方せんを1750枚受け付けた場合の請求額は
1750×(420+2000円)=4235000円 …となる
一方で、処方せんを1850枚受け付けた場合は
1850×(260+2000円)=4181000円 …となり、前者に比べて100枚ほど多く仕事をしているのにも関わらず報酬はむしろ5万円マイナスだ…
だから件の薬局は実際には受け付けていた処方せんの内の何枚かを握り潰して、1800枚を下回るようにして実利を取らんとしていた、、ということなんだろうな

良く(?)こんなの考えたな
どうやっても1800回なんて行かないウチには無い悩みだったが、しかし1800回前後の薬局からすれば“やった損”になるならないの分水嶺で苦しんでいるんだってことが今回分かったよ
んで、件の薬局は“越えてはイケないライン”を越えてしまった…と

確かに不正行為は悪よ
ただ、この件については個人的には同情せずにはいられない
手抜きしている薬剤師ならいざしらず、然るべき仕事をしている薬剤師らからすれば“1800回を超えるか否か?”で自分たちの仕事の成果が異なるなんて到底納得がいくものではないから

だか責めるべきは誘惑に負けてたまたま明るみに出た不正行為者よりむしろ“これから先も不正を招くであろう”この歪んだ評価制度の方だと、個人的には思っている

そもそもなんで1800回超えたら安さを強制されるのか?については
“規模があると処方せん一枚あたりのコストが抑えられている”
なんてことが言われている
しかしそれは本当か?
この1800回とは相当な数だ。月に20日×一日90枚とか、毎日休まず開けて一日平均60枚とか、かなり頑張ってる薬局じゃない
それなりの規模の敷地と、それなりの薬剤師の数をそろえて、患者さんに対してより良いサービスを提供できる努力をしなければ成り立たない数字だと思っている

そこを評価せず、むしろ値引くのはやはり歪だとしか思えない
あぁ、イイ案が浮かんだよ!
1800枚までは一律同じ基本料金にしましょう
んで1800枚を超えた分から26点とか、2000枚を超えたら20点とかに漸減していく様にしましょ?っていうか内服薬の調剤料もそんな感じだったじゃないか
これなら何回受け付けようとも“やった損になる”とか“受付けた処方せんを握り潰して故意に請求しない”みたいな不正をする必要性も無くなる
「不正」が無くなって「歪」が無くなるんだ

是非とも採用していただきたい
posted by うたまろう at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく

不正請求

https://news.yahoo.co.jp/articles/820f159ca5204e3c06e4479e26c5a84fa1839c67
東海北陸厚生局三重事務所によりますと、伊賀市の「おだいじに薬局」はおととし1月と2月の調剤報酬データの一部を消去し、処方箋の受け付け回数を少なく届け出たことでおととし4月から12月まで452万円あまりを過大請求していたということです

…受け付け回数を少なく届け出たことで450万円くらいを過大に請求する…
どういうことー!?
少なく届け出た事で却ってたくさん請求する??どゆこと?分からない(笑)

まぁ分からなくていいか?
いやちょっと悔しいから考えてみよ
posted by うたまろう at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく

2023年04月12日

ジャム―ティーからのステロイド

“花粉症に効く”という触れ込みのジャム―ティーからステロイド成分検出の報道あり
https://www.asahi.com/articles/ASR4D5S3QR4DUTFL00P.html

ちょうど、口コミをいただいていたこともあってかニュースが目を引いた
なお検出量は1g当たり3μgらしい
医療用のデキサメタゾンは0.5mg錠〜なので
単純計算では3μg=0.003mgとしておよそ茶葉100gに対して0.3mg程度となるが、
製造ロットによってはもっと少量でより多くのステロイドを含んでいたものがあってもおかしくない
総量として相当量のステロイド含有であれば確かに効くかもしれないが、当然ながら健康食品区分のお茶にそのような薬効成分が含まれることは許されない


健康食品全般に言えてしまうことだけれども、健康食品はあくまでも“食品”に過ぎない
製造工程まで厳しく管理を受ける医薬品と比べれば規制は緩く、それゆえ今回のような度が過ぎた成分が混入していても気づかれにくい
記事中のドクターが『おや?』と思わなければこれがずっと見過ごされたまま流通され続けていた可能性もあった
全てジャム―ティーが同じとは言えないけれども、こうなってしまうと買い手側はどれを信用していいのか分からないだろう
医薬品と比べて手に取りやすいかもしれないけれどもこういったリスクもあることを念頭に置き、購入の際は極力信頼できるメーカー品を選んでいくのが良いと思われる
posted by うたまろう at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく

2023年03月31日

安全規則は血で書かれている

つい先日、保津峡の急流下りにおいてまたも死亡事故が起きてしまった
まずは亡くなられたお二人にお悔やみを申し上げる

ここ京都ではもはや景色の1つとなっている保津川下りだけれども、一度の事故で二人も死者を出してしまったとあれば
「急流下りに新たに規制を設けるべし」
といった議論は避けて通れないだろう

タイトルにある「安全のためのルールは血の文字で書かれている」という言葉には
安全規則とは単にお飾りの文ではなく、その一つ一つがそれが設定される前に起きた凄惨な死亡事故を教訓にして作られたものであることを肝に銘じよ、という戒めが込められている
我々が今日を安全に生きられるのは先人たちの屍によって固められた道と、先人たちの血で書かれた道標があるおかげである…
そこに気づくことが出来れば、先人らの尊い犠牲は決して無駄ではなくなる

話を戻す

聞くところによれば、この急流下りは“動力を持たない舟”が用いられているため、一般的な船舶にあるようなルールが適応されないのだという
それによってかは知らないが、船頭さんはプレート式のライフジャケットではなく腰に巻きつけて有事にヒモを引いて展開するような簡易なライフジャケットを身に着けている程度であったという
コレは万が一のときはヒモを引くことでエアバッグのように膨らむ代物らしいが、そもそもライフジャケットが必要になるような局面で、冷静にヒモを引けるのだろうか?
自分には自身がない
これがもし一般的なライフジャケットを装着しなければならないとされていたら、助かっていた道もあったのではないか?
あるいはそもそも急流下りなんて認可していなければ誰も死ななかったんじゃないか?…といった
意見は出て然るべきところ

さてどうなるのか
もしこれが医療事故対策であるならば
たとえ“万が一”であるとしても中止とせよ、となる可能性が極めて高い

“万が一”は数字で表せば0.01%となり、通常の物事においては無視してよいレベルの低い確率だ
しかし医療事故対策では「万が一にでも起きてしまうことは100パーセント起こる」という考え方でリスクを管理する
なぜならば医療における「万が一」はおおよそ死を招くものだからだ
そしてそれは自然というヒトにはどうしようもないことを相手にする保津川下りもおなじではないか

これが地域にとっての伝統であるし、生計を立てているヒトがたくさんいることも知っている
しかしそれでも人命損失には勝てないじゃないか…
時間はかかるだろうけれども、絶対に人命が脅かされない運航ルールが適応されることを願うばかり
posted by うたまろう at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく