2018年05月17日

日大アメ部の反則タックルと、フォロワーシップについて思う事

何やらスポーツ界が騒がしい。
先日も悪質なファウルが明るみになって、
今のところ責任を負ったのは加害選手のみ、という時点でこれを書いている。

加害選手に全くの非が無いことはないけれども、
“チーム”としての行いにおいて、
実行犯となった選手ただ一人が責任を負わなければならないのは、釈然としない。

そういう出来事を見聞きしていて、ふと、20年以上も前の事件がフラッシュバックした。
シチュエーションとしては少し異なるけれども、
私が今から20年以上も前、県下トップ校と賛辞される男子校に入学し、
とある“伝統的な”集団に属していた頃の話。

話というか、トラウマだ
いつまで抱えていても仕方がないことなので、書き出して少しスッキリしよう、、

その集団は、軍隊の様な規律と、毎日屋上で行われる激しいシゴキ運動部以上のハードな練習を行うことで有名であった。
(何せ、30Kg以上ある旗を試合中掲げ続けなければならないので、ハンパな体力では持たないのだ。)

その集団の主な活動とは、運動部等の対外試合の応援であったり、
各種学校行事における儀礼的な部分の仕切り等といった、裏方に徹することが殆どであったけれども、
年に数回、同じような伝統校どうしが一堂に集まって各々の校歌や応援歌を舞いながら絶叫する発表会?のような場があって
この時だけはいつもと逆で応援団が主役をはり、各部の有志らが逆に応援に来てくれるのだった。

いずれも、自分の学校の看板を背負っての発表となるので、ハンパなものは見せられない。
『シゴキ』にも普段以上に熱が入ったものになったけれども、
誰かに強要されてやったものではなく、皆、自分で自分を追い込むことを求めてそこにいたので
激しいシゴキも含めてこの集団を愛している、楽しんでいたのだと記憶している。

・・・3年生が引退するまでは。

3年生が引退し、トップが2年生に代替わりした後、問題は起きてしまった。
当時の3年生の世代はメンバーが5人おり、それぞれが役割を分担されて統率されていた。
しかし、2年生の世代は1名しか生き残れず、たった一人で全てを背負わなければならなかった。
2人以上いればアメとムチの役割も分けられるけれども、独り。
下級生は自分を含め4人いたが、いずれもまだ、自分だけの事しか考えられないひよっこで、
当然ながら、先輩の代ほど上手く物事が回らなかった。

今思えば、どうして自分はこの先輩をもっと支えることが出来なかったか?ということを、ずっと後悔している。

そういった事情もあってか、新2年団長のシゴキは、先輩とくらべてちょっと加減が悪かった。
そのうち、同期の内2人が、体の不調を口実に練習に参加しないようになった。

そうして先輩と、自分と、同期の“K”のたった3人だけでの練習が日課となったころ、事件は起きてしまった。

先輩の振るう竹刀が、同期“K”の肋骨を骨折させてしまったのだ。
幸い、重篤な事にはならなかったものの、その体制のまま活動を続けるわけにはいかず、
詳細は伏せられたまま一時休止の処分(だったかな、、)

ただし、他校と合同の伝統行事には参加せざるを得ず、
結局、先輩と自分と、練習をボイコットしていた同期“A”と“T”による、
明らかな練度不足を外部に晒すという、なんとも不名誉な結末を迎えてしまった。

その後、この件が明るみに出る事はなく、回復を待たずに“K”は退部届を出した。
そのため自分は、次代の団長を継ぐ継がないを含めて進退を考えなければならなかったけれども、
同期“K”の無念や、未だに緘口令を敷く学校に対する不信感を強めてしまった事、
あまりにも情けない根性の同期らとこの先同じ志は抱けないだろうとことで、
追って退部を希望した。

つまるところは逃げたのだ。
残って、先輩を支えて立て直す、そういう役目があったはずなのに、まぁ逃げた。

その後の顛末は非常にくだらないもので、
例のボイコットメンバーの“T”と“A”がそれぞれ団長・副団長に収まり、
さらに“T”に至ってはふてぶてしくも生徒会長なども務めるなどした。

そうしていつしか、“根性のすわった二人”と“根性無しの二人”
という、何とも不名誉な歴史に塗り替えられてしまった。

こうなったことも含めて自分の選択なので、
自分自身について今さら恨み言をするつもりはないけれども、
同期“K”の名誉だけについては一言、言及したい。
大事な場面で逃げだし、苦楽を共にしたはずの同期の名誉回復も行わずにその後をヘラヘラしてきた
私やオマエ達よりは、“K”はよほど根性がすわっていたぞ、と。

今日もどこかで、“組織”とか“伝統”を守るために“ワリ”くって、
人知れず涙を流している“誰か”に、エールを送りたい。

負けるな負けるな!

2018年05月08日

バイオ製剤がアトピー治療を変えるけど、コレたぶん喘息にも効くよね?

4/23にサノフィ社のデュピクセント?なるバイオ製剤がひっそりと薬価収載されているけれど、
なんとびっくり1本8万オーバー!の注射剤で、気になって調べてみた。

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『キミは どういったクスリなのかな?』
『ごめんね 本当に 分からないんだ』

…調べてみると、Th2細胞が放出するインターロイキンのうち、
炎症に関わるインターロイキン4と13の結合を阻害する『抗アトピー性皮膚炎薬』であることが分かった。


アトピーの治療と言えば起きた炎症を鎮めて、また再発しないように予防する、、
つまり根治は難しい、『根治が難しい(とらえどころがない)』ということがそもそもアトピーという言葉の由来
だから、根治に向かうらしいこのデュピなんとかは、患者さんにとって光明になるのかもしれない。
ただ、、8万円
うーん、こういう画期的な薬剤や、バイオ製剤は高い金額がつくのがある意味当然で、
だから開発もされるのだけれど、、使う人を選ぶのは間違いない。

ところで、『オブジーボ』を思い出す。
これも、特別ながんにしか適応がなく、それゆえに高額であった。
それが肺がんとか、適応が拡大したことによってまだ現実味がある薬価まで下げられて使うことができるようになった。

そしてもう一回このデュピに戻ろう
インターロイキンといえば、喘息とかにも関わっているアレルギー機序
なので、全国におよそ150万人ほどいると言われている気管支喘息の患者さんにも使えるとなれば、
将来的にはこの薬剤の金額も落ち着くべきところに落ち着くかな??