2019年04月23日

国内未承認薬

仲間内からの情報提供による記事。

今、ニキビ治療が難航することに悩む患者さんの一部において
“国内未承認薬を個人輸入する”
というムーブメントが起こっているらしい。

薬剤に責任を持つ我々の立場からすれば、
『国内で未承認であるい化合物なんていかがわしい!』
…とでも言っておかなければ免許を召し上がられてしまうのかもしれない(><;)
しかし

『自分自身を治療するためにあらゆる手を尽くそうとする事』

と、我々が生業とする医療とでは何が違うのだろうか?
少なくとも自分自身はそこに明確な差は見いだせない。

ならば我々がするべき事は決まっている
@化学的な見地から物性についての客観的な分析を行うこと
Aその上での薬学的な評価をして指針を示すこと

そう、いつも通りのアレ(仕事)をするしかないでしょう(笑)

なお、話題となっているのはイソトレチノイン、ないしはそれに近縁の化合物。
もちろんここではその効果や使用の是非を問うことは出来ない。
ただ、知りうる情報を元にして客観的な評価を下すことは出来る、、はず。

このイソトレチノインはビタミンA(レチノイン)の誘導体。
ビタミンA誘導体と言えばまず『妊婦さんに禁忌』が浮かぶ。
脂溶性といって体内に溶け込みやすい性質が高いビタミンA誘導体の薬剤についてはさらに
“男女ともに二年以上避妊すること”
という警告が出ているものがある。

こう書くとかなりきな臭い印象を与えてしまうけれども、他に治療の選択肢が無かった難病を治療するためにリスクを覚悟の上で服用した人は少なくなかったり、
そもそも症例数の少ない希少な難病においては、“自らが試験台にならなければならない”ことは珍しくなかったそうな。


件のイソトレチノインについてはどうだろう?
FDA(アメリカでいう厚生省みたいなモノ)は妊娠中、およびこれから妊娠を検討する年齢の方への危険性や、
『自殺念慮』を増大させるという非常に重大なリスクついて警告をはっしている

そうまでして
『たかがニキビに拘るか?』
そう思う人は少なくないはず
しかし当人からすればそれは切実な問題であって、治せるならばリスクも許容できる覚悟を決めた人がいても不思議ではない。
どちらかというと“未承認薬を使ってでも自己を治療しようとする患者さんの背中を押す覚悟はあるか?”という我々の方が試されているかもしれない。

まだ、“自分とこの患者さん”からは聞かれていない。
しかしいずれは聞かれる日が来るかもしれない。
そのときまでにはキッチリした回答を用意しておきたい


posted by うたまろ at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌

2019年04月16日

奥ゆかしさを超えた先にある“プレアボイド”

『俺は100万回死んで、100万回生き返った猫なんだぜ』
「そうなの」
         (「100万回生きた猫」より)


日本人は奥ゆかしさを貴ぶ心、あるいは文化を持つ。
私もその中に含まれる一人だろう。

だから、自分の仕事内容について、特段に誰かに誇るようなことはしない。
しかし、プレアボイドとなれば話は別だ。

当薬局においては、薬学的な見地から正しい解を目指してとった行動およびその結果を
公益財団法人医療機能評価機構(略して機構、長いよ!)に随時報告することを
今年から新たに規定することとなった。

それを読んだ人が“なるほど”と思い業務に反映させ、その人がまた後進につないでいく、、
そんな取り組みが始まっている事を以前にも書いた気がする。

今日もちょうど、プレアボイドに該当する事例が発生。

・インフルエンザA陽性によりイナビルが処方された小児あり
・小児に対し整形外科からケガに対する消炎鎮痛剤としてポンタールsyrも処方されていたので調剤を依頼された。

原則、インフルエンザに罹患した小児に対しては“アセトアミノフェン”だけが推奨され、
ポンタールやボルタレンといった鎮痛剤は禁忌とされているので、
これに対する必要なアクションとしてはポンタールを中止するように働きかけなければならない。

実際はどうであったかを正直に述べると、、
私の不甲斐なさから、上記のリスクについて完全に頭からすっぽ抜けてしまい、
愚かにも“ポンタールの仕入れ先を求めてスタッフさんにあちこち電話をかけさせてしまった”のだ。
なんというタイムロス(><;

最終的な結果としてはポンタールは中止してアセトアミノフェンが代わりに処方される運びとなったけれども
お手元には以前に処方されたポンタールの残薬もあったらしいから、
場合によってはこの間にポンタールを服用させてしまっていた可能性すらあった。

今回の問題点は何かというと、まずは第一に処方鑑査、これが抜け落ちていたこと。
“在庫薬がない処方箋が来た!”
“すぐに手配して差し上げねば!!”

・・・ではなくて
“在庫薬がない処方箋が来た!・・が、まずこの薬剤はこの子にとって適するのか?”
と、内容についての吟味をするのが正解であった。

・・と、【機構】に報告をするわけです。

今までの調剤での考え方は【自薬局の調剤に対して責任を負う】であった。
信じられない事かもしれないけれど

“自分のところで出したもの以外のクスリなんて知らねぇ”

そういう薬剤師もいる。
実際にそういうヤツの顔が何人か浮かぶ・・・(#^ω^)

しかしこれからはそれが【自薬局を利用する患者さんに対して責任を負う】に変わる。

たとえ当薬局にて調剤を負ったものではない残薬のポンタールであっても、
目ざとく気付いて危険性を回避する
それがこれからの薬局、薬剤師のスタンダードになる、と。

今の自分はどこまでイケているんだ?
そういう話をもっとしていきたい。

posted by うたまろ at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌

2019年04月14日

揺れた

なんか家の真下が揺れた気がしたから飛び起きて30秒くらいで『避難準備』を完成したと思ったら震度1…
子供にも嗤われる始末

誰が【ひとり避難訓練マン】やねん(´- `*)

笑いたければ笑うが良い!
“もしも”の時に生き残るのは…その【ひとり避難訓練マン】なのだから!!



posted by うたまろ at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく