2020年04月30日

1箱3000円マスクのカラクリ

この頃になってようやく、“普通のサージカルマスク”が出回るようになってきた

しかしそれは時にラーメン屋さんで、またある時は靴屋さんの軒先で売られている
そしてその値段はなんと3000円前後!
それも原産国は中国とのことだから、巷では『ボッタクリだ』と批判されている

普通のマスクが、と書いたがこれは普通ではないな、、

この【正体不明の中国産マスク】について
皆さんはどのように考えているであろうか?

私は、このマスクの正体について知っている(と思っている)
知っている、というよりは
そのマスクをウチでも仕入れ・販売していた“可能性”もあった

この辺りのくだりについて、もう関係者に迷惑にならない頃合いと判断して書く
(そもそも、せいぜいが100pv/日程度の当ブログにはさしたる影響力はないだろうが)

事の始まりは2月下旬くらいだろうか?
私が日頃お世話になっているとある【横に広い繋がりを持つ方】より、
『近々入ってくるマスクの仕入れ先を探している業者さんがいます』
との情報をいただいた

しかし結論から言うと、私は辞退させていただいた

確かに、うまくやればボロモウケできたかもしれない

ちょうど、各種オークションサイトで転売が禁止された頃合いだった記憶がある
今となってはマスク流通再開の兆しが見えつつあるが、
当時はいつマスクの流通が復旧するのかは全く見えない状況だった
商機としては十二分すぎるくらいにあった

正直、ちょっと迷った(笑)

ただし、このマスクには『絶対に手を出してはいけない要素』がてんこ盛りであった

まず産地(品質)のこと
中国産であること、それ自体が問題であるとは思わない
このブログを打ち込んでいるPCとか、
今の愛車とか、さっき食べた野菜も中国産だ(笑)

しかし時期が時期
当時、中国武漢ではバタバタ人が死んでいた(今は違う事を願う)
そんな中国で蔓延しているウイルスから身を守るために、中国で作られたマスクを装着する!??

ハッキリ言ってブラックジョーク以外の何者でもないだろう
そしてそれは他にもこの話をお断りした、大多数の方々も同じだったのではないかと今も思う

だから(というと少し皮肉が過ぎるけれど)この正体不明の中国産マスクは

ドラッグストアや薬局ではなく
ラーメン屋さんとか靴屋さんとか、質屋さんで売られている

それが全てを物語っていないか!?

もちろん誤解のないように言っておくと、上記の業種をディスるつもりはない
ただ、ドラッグストアとか薬局とかが『プロとして販売する事は許されない商品』だ、とだけ言わせてもらいたいということ
売れればいい、儲かればイイってわけにはいかない
そしてそれは
ラーメン屋さんや、その他諸々の今、このマスクを売り捌くことに一縷の望みをかけている方々も一緒だ
ラーメン屋さんなら、ラーメンで勝負したいはずだ
でもお客さんが来られなくて、食うに食えないから門外漢でもマスクを仕入れて売るしかない
そんな裏事情があることを知ってほしく、こんな記事を書いてみた

『手を出すべきではなかった要素』のもう一つになるけど、
持ち掛けられた仕入れ価格と、販売単位もかなりの問題だった

仕入れ価は一箱50枚入りで“2X00円
もうこの時点で2000円を超えているのだから、
得体のしれない中国からの輸出業者を相手にするリスクであるとか、
諸々を加味するうちに最終的な売価は3000円近くになってしまうだろう

そして販売単位については最低でも200箱くらいの契約が必要、というのがざっくりとした条件だった
船便での輸入という都合上、面倒な小口を嫌い、1コンテナ単位?での大口取引を望んでいたようだ
決して安い金額ではない
どこか商店街が連盟でお金を出し合ったとしても、そこそこの個数を出さなければ元が取れない

でも、しょせんマスクはマスクだ
人々にはかつて一箱300~500円で売られていた記憶はまだ新しい
それが5−6倍の3000円で売られている
そうまでして購入して
“ありがたい”
“助かった”
と、喜んでもらえるだろうか

もしもウチが患者さんたちにマスクを届けようと原価ぎりぎりで販売しようと思った場合でも、
2400円より安くすることはほぼ不可能だったろう
(これが国産のマスクだったら迷わず出来たと思う)

つまりは得体のしれない中国の輸出業者相手に、
足元見られた仕入れかで大量仕入れをするという非常に大きなリスクをとったあげく、
販売すればしたで『ボッタクリ』と非難される始末、、
それが今、巷で3000円前後で売られているマスクの裏側にあるかもしれません

その果てには、売れずに大量に積まれて残っている姿も見かけた・・・
かといって『それを買ってあげて』というわけにもいかず、
自分でもどうしたらいいか正直分からないT−T


たしかに今、大変な時期だけど
【誰が、何のためにそれを使いたいと考えて買うのか】
それをよく考えて仕入れないとダメなのだと、
少なくともそれだけはよく勉強になった、、
posted by うたまろ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌

2020年04月26日

パチンコ病への認識が変わっていくだろう

大阪で“営業を自粛しない”として店名を公表されたパチンコ店に客が群がっているらしい…

パチンコ店側からすれば、いつもは高い宣伝費用をかけていたところになんと、
行政側が名指しで、しかもタダでPRしてくれたので笑いが止まらないだろう

しかし、良いことばかりとは限らない

我が国も今ようやく、自分や他人を守るために一人一人が行動を変え始めたところだ

その流れを嘲笑うような、
自粛しないパチンコ店に我先と向かい開店前から行列を作ってしまうギャンブル中毒者たち…
この異常としか言いようがない様相は、
しっかりと人々の目に焼き付いてしまった

平時ならば“趣味の一つ”として許容されていたかもしれないが、
もはや心の病気以外のナニモノでもないと
人々の認識も改められたことだろう

そしてそれを提供するパチンコ店についても
平時ならば“必要悪”としてギリギリ容認されてきたかもしれないが、
今や社会にとって害悪以外のナニモノでもないと、人々は認識を改めざるをえないだろう…


とはいえ、ギャンブル中毒者たちの一人一人を責めるつもりはない
ギャンブル中毒はつまるところ麻薬やタバコと同じ、脳の病気

『当たり』を引いたときに脳から大量分泌されるドパミンとアドレナリンが多幸感をもたらすが、脳はこのドパミンを
“もっともっと欲しい!!”
と要求してくるから自分でも止められない
だから、この状況でも暇されあれば朝イチから並んじゃう…

これを病気と呼ばずして何を病気とする?
明らかに【要治療】だ
今はまだ治療法が確立しないコロナとは違い、ギャンブル中毒は治すためのプログラムがある


ギャンブル治療には、並行してそれを提供する施設も取り締まる必要がある
“元を断つ”
それはコロナ根絶にも欠かせない

そもそも大阪には、
IRの誘致がためにグレーなギャンブルを一掃したい理由がある
今までは曖昧にされてきたパチンコ業界に対して、少なくとも大阪では締め上げが強まることは間違いない

その時は、関東で起きた
『東京で閉められているから茨城県までパチンコしに来ました』
みたいな事が西でも起きるのだろう

他人ごとではない
パチンコ中毒=治すべき病気
と人々が認識を改められて、初めて社会は健全化する

“コロナ禍”とは言われるが、悪いことばかりではなく【悪しき慣習】が改められることを切に願う

posted by うたまろ at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく

当薬局の感染症拡大対策まとめ(旧トップページ固定用)

このコロナ禍により、
人々の安心と安全が大きく揺らいでしまっています
それはもちろん、医療においても。


安心・安全
それは私たちしょうたろう薬局にとってのテーマでもあります

この安心と安全を取り戻すため、私たちは
『限られた情報、限られた手段の中でも最善を尽くす』
という基本方針を固めました
早い話が
“意味がありそうなことは可能な限り何でもやってみる”
ということです

そして当薬局における感染症拡大対策をここに全て公表することといたしました
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モノによっては、単に新しいものに飛びついている(ミーハー?)に見えるかもしれませんが、
「こんなこともやっているのか!?」と、参考になることもあるかもしれません
また「これはもっと気を付けるべきでは?」と、逆に教えてもらえるきっかけになるかもしれません
いずれにしても、マイナスになることはなさそうなので公開していきます

※4月26日に起稿、以後随時更新予定
※4月30日に非接触式検温の項目追加
※6/3に次亜塩素酸水について更新

【スタッフの防護】
@感染症についての周知教育の徹底
患者さんを守るためには、まず自分たち自身が極力感染しないことが必須となります。
そしてそのためには?
“彼を知り己を知れば百戦殆うからず”と言われる通り、
まずは“敵を知る事”が第一です
感染経路は目・鼻・口、これを重点防護します(PPEについては後述)
また、医療現場における“不潔と清潔”の概念についてしっかり教育することで、
患者さんにも自身にも感染リスクを低減できる清潔操作を行えるようになりました。
これらにより、薬局内のグリーンゾーン(スタッフらが安全に飲食し、寛げるエリア)を確保することができました
A防護装備の確保
当薬局では以下の防護衣(PPE)を一定期間維持できる見通しとなりました
・ヘアキャップ
・フェイスシールド+アイゴーグル
・密閉型マスク+帯電式フィルター(数量に限りはありますが、販売も行っています)
・アイソレーションガウン(品薄により、レインコートでの代用あり)
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B手指消毒液の見直し
・次亜水※への切り替え(4月第3週より)
次亜水は次亜塩素酸を弱酸性に調整した製品の呼称です。
アルコール類が高騰ないしは枯渇しかけている現状における確実な消毒手段として、導入することとなりました。

→石鹸スクラブ(+一部を低層消毒剤)、今後は低層消毒剤を次亜塩素酸水(ただし、次亜塩素酸ナトリウム+塩酸の反応物)に切り替え予定
次亜水の導入当初、1プッシュする度にまるでプール教室の中にいるかのような強烈な塩素臭に包まれることで同時に安心感を得ていました。
ところが時間がたつにつれて徐々にその臭いが気にならなくなり、初めは慣れたものとばかり考えていましたが、当薬局も5月半ば頃より『失活してしまっているのではないか?』との疑いを持つに至り、
最も確実かつ信頼性のある“石鹸による手洗い”に回帰しました。

ただし、全てのものを石鹸・洗剤洗いすることが出来ないため、その場合はやむをえず従来からのクロルヘキシジンやベンザコニウムを使用しています。
これら消毒剤は“低層消毒剤”とも呼ばれ、ウイルス活性がさほど期待できません。
そのため、改めて“活性の高い次亜塩素酸水”を導入予定です。
現在、NITEなどが注意喚起している次亜塩素酸水をなぜあえて導入するのか?!と思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、
あくまでも“蒸気噴霧などの間違った使い方”や、“電解水の不安定さ”に対する警鐘であり、次亜塩素水を流水で10秒使用する事でウイルスが失活することは厚労省自体が認可しているところでもあります。
当薬局が導入していた次亜水は渦中の“電気分解式”でしたので、今後はより安定的とされる次亜塩素酸ナトリウムと塩酸との反応による次亜塩素酸水を採用する方針としました。

C非接触的検温
始業前と終業後に忘れず検温をします
IMAG2753-c01c8.jpg技術の進歩を感じます

相手に触れることなく『ピピ』っと一瞬で測れます
“1ヶ月近く”待ちましたが、待った甲斐がありました

もちろん、コロナ以外のあらゆる感染症でも発熱は起こり得ます
また、発熱は無くとも感染している“無症候状態”もありえます
ならば『検温は全く無意味ではないか?』となるかもしれませんが、これはこれで大きな意味があったと私は思います

例えばそれは“自分の身体(健康)は自分だけのものではない”という自覚へと繋がります

我々は薬局とはいえあくまでも個人の集合体

『連休に沖縄にいくな』などと私生活にまで制限することは叶いません。しかし、
(私の健康状態は自分だけでなく、同僚や患者さんにとっても重要な意味を持っている)
…という自覚が一人一人に生まれることで、日常においても不用意なリスク行動が減り、結果として自他を守ることに繋がっていきます

そして検温はまた、“相手の体調に関心を持つこと”にもつながります
この、いつ終わるとも知れぬ鬱屈した雰囲気の中で、やりたいことを抑えながら不安を耐え忍び続けるのは本当に大変なことです
これを乗り切るには互いを思い、団結力を高める事が欠かせません

たかが検温、されど検温
続ける意義がある行動だと、私は思います

【環境の整備】
@空調管理
窓は可能な限り常に開放し、“密”を作らない店内環境を維持しています
IMAG2743.jpg換気が第一!
A超高性能空気清浄機導入
紫外線で空気のあらゆる微生物・ウイルスを殺滅する、次世代型空気清浄機を導入しました
IMAG2715.jpgお値段も一台〇十万円とハイスペック!

【ソーシャルディスタンスの確保】
@ドライブスルー対応
どれほど空調を整えても、不安は残る事と思います。
そこで、自家用車に乗ったまま調剤をお待ちいただけるようにしております。
※徒歩や自転車の方でも、店外やベンチなどでお待ちいただけます。
A非接触的対応
おくすり手帳や保険証はお預かりせず、その場にて確認させていただいています。
モノを介しての感染を最小に留める狙いがあります。
Bレジ金洗浄
業務終了後、預かり分の硬貨は全て洗浄を行っています(4月第2週より)
紙幣については、、現在思案中ですが、紫外線を当てる機器を検討しています

〜ひとまずここまで〜

今後も新たな発見や良い結果報告等が得られれば、随時対策を見直していきます
ただし、今は世の中が大きく変化しようとしていますので、
この流れに乗じたまがい物には注意が必要です
それは、私たちが“この記事で対策と称するものの中にも”含まれているかもしれません

不安に便乗した、悪徳なビジネスも横行することでしょう
もちろん、正しいものもあります。玉石混合ということです

その中から根拠がきちんとしているもの、
無理なく続けられるものを選んでいきましょう

posted by うたまろ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌