2021年01月25日

ラジオを消す ゼラチン質の 闇の音

ラジオを消す、ゼラチン質の闇の音…
うーん…お見事!

伊藤園の俳句の優秀作らしい
今朝いれたお茶のパックに書かれていた

一瞬『えっ?』となるもすぐに『あぁそうか!』と合点がいき、
さらに少しあとから『ふぅん、凝らされているなぁ…』
と、更なる深みに引き込まれる句で、まさに「永谷園」という感じのチョイス(笑)


なお、初見ではどうしてもゼラチン質に目がいきがちだが、個人的には上の句の捻りこそがこの句の醍醐味と思っている

この“ラジオを消す”のフレーズは“ラジオ消す”にもできたはず。その方が575に収まり、読みやすい
しかし敢えて“を”を入れているところに読み手の強い拘りを感じる

単にラジオ消す、ならば消した主語は読み手と取りやすい
一方でラジオを消す、とするとラジオを消した主語が闇の声となる

人ではなく闇がラジオを消して、後にはゼラチン質のプルンっとした静寂に包まれるという情景が伝わるようだ…

日本語は実に味わい深い
ちなみにこの句、18歳の女の子の作品とのこと
これからも楽しみ
posted by うたまろう at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | モショっとつぶやく