これまでは国の管轄として保険請求に関わらない別者扱いとされてきたが、少し前にこれにも薬価がつけられた
そして来たる9/16から一般流通が開始することが正式に決定された
これによって何が変わるかと言われればまず煩わしさが減る
これまでは“ラゲブリオ流通センター”なる機関の管理下のもと、
調剤薬局であれば1店舗につき3個までの備蓄が許され、どなたか患者さんに処方されたらその情報を逐一報告してそれが発注代わりになり、、といった具合にそれなりの手間が発生していた
一般流通が開始されるということはそれが無くなる
しかし、それを手放しで喜べるのかと言われるとそうでもない
まず、保険証を忘れてしまうと10万円超の請求という非常事態が発生する
というのもこのラゲブリオ、薬価がべらぼうに高い
1カプセルが約2500円で、これを1日8個×5日続けるから40c…つまり1人1箱10万円が保険で請求される
これまで当方が受け付けたラゲブリオを含む処方せんが発行された患者さんの中にも、うっかり保険証を忘れてしまった方が少なからずいたが、これまではラゲブリオは窓口で請求しない扱いであったためにあくまでもその他の分について自費で払えば事足りた
しかし今後はまず主保険があり、そこから公費で賄われるという扱いに変わるので先に挙げた通り『保険証を忘れた場合は10万円以上を建て替えなければならない』という強烈な問題が浮上する
今後も当面は公費で賄われるので保険証さえあれば患者さんに負担がないことは確かなので、今後はとかく保険証が切れているとか忘れたとかが極力少ないようにされたし
あともう一個問題がありそうだけど、、それはまたの機会にしよう
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