2021年09月02日

バクタミニ爆誕、ダイフェン顆粒を頑張っているキッズたちの一助になるといいな

そういえば、と言う感じになってしまうが8月中にあったシオノギのバクタについてのプレスリリース
“バクタ”と聞いてもピンとこない方が多いかもしれないが、これは“ダイフェン”という販売名の薬剤と同成分の薬剤となっている
いずれも【先発品でもジェネリックでもない】という特殊なカテゴライズをされているが、このあたりについても触れるとややこしくなるのでひとまず“バクタ≒ダイフェン”として読み進めていただくのが好

まずは転載する

>>シオノギファーマ株式会社(本社:大阪府摂津市、代表取締役社長 久米 龍一、以下「シオノギファーマ」)と国立研究開発法人 国立成育医療研究センター(所在地: 東京都世田谷区、理事長 五十嵐 隆 、以下「国立成育医療研究センター」)は、合成抗菌剤「バクタミニレジスタードマーク配合錠」(一般名:スルファメトキサゾール・トリメトプリム製剤、以下「本剤」)の製造販売承認をシオノギファーマが8月16日に取得しましたので、お知らせいたします。
バクタレジスタードマーク配合錠は、「一般感染症」、「ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制」を適応とする合成抗菌剤です。これまでのバクタレジスタードマーク配合錠の直径は11mmという大きさと原薬の苦みのために、小児や高齢の患者さまが服薬に抵抗を示される課題がありました。
本剤は、服薬コンプライアンスの向上を目的に1錠の直径を6mmに小型化し、また苦みの軽減を目的として甘味剤を添加した錠剤で、シオノギファーマ、国立成育医療研究センター、塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功)の3者によって開発されました。患者さまが本剤を4錠服用することで従来の1錠分に相当します。

シオノギファーマと国立成育医療研究センターは、本剤を通じて小児の患者さまや高齢の患者さまのバクタレジスタードマーク配合錠の服薬への抵抗感を減らし、適応とする疾患の適切な治療に貢献してまいります。なお、本剤は薬価基準収載後、シオノギファーマが速やかに発売する予定です。
<<転載終わり

・・・つまるところ、小型で少し甘みのついたバクタの小児用製剤を新たに追加するよ、ということ
通常、バクタ配合錠には“S”が400mgと“T”が80mgが含まれているが、この4分の1の含有量となるミニ剤らしいので、今ダイフェンを0.25g、0.5g、0.75gないしは1.0gで飲んでいる子だって対応できる
しかも少し甘みがついているとのことなので早く味見がしたい(笑)
まだかなー?いつ出るのかな??(*´Д`)ハァハァ

小児用製剤の追加はしばしばあることだが、
【販売開始(1970年代?)から実に40年以上が経ったクラシカルな薬剤を今、改めて小児製剤化する】
という点が個人的に驚きのポイント

以前の記事でも触れているけれど、このバクタの様な安い薬剤は不採算事業となることが多く
他の製薬会社は製造販売を他社に移管したり、最悪の場合は製造販売をやめてしまうことも少なくないが
このバクタのような安くて地味な、でも必要な患者さんにとっては重要な薬剤をこうして大切にリファインしていくのは素直にGJと言いたい
シオノギと言えばコロナのワクチン、治療薬の両面でまた知名度を上げているけれど、こういう所もぜひフォーカスされてほしい

逆に、しょうもない小銭稼ぎみたいな旧製剤のリファインをやって無駄に在庫を増やすだけの他製薬メーカーさんにはシオノギを見習ってくださいと言いたい


ジェネリック全盛期で全くの製剤をゼロから生み出すことが難しくなっている昨今では仕方がないことかもしれないが、そう思うと“ジェネリック推進政策って正しいの?”という疑念も浮上する


全く話は変わるけれども
高騰する医療費を抑える一手として【国民総医歯薬看護化計画】なるものがある
これは読んで字のごとく国民全員を(歯科)医師薬剤師看護師のいずれかに養成してしまおうという計画で
一見してキチガイじみたトンでも論の様に見えるけれども、要するに必修科目として生理学とか薬学、看護学などを加えていくことによって国民一人一人が医師であり薬剤師であり看護師でもある、即ち自分たちの健康について自決できるようになるというもの
言わばありきたりな健康政策の延長線上にあるものと思って差し支えないだろう

既存の医療機関からの子供だましみたいな仕事は通用しなくなれば国民自らが『あ、その治療は不要です』と選択できるようになり、
あるいはこのコロナ禍の様な時代においては自らはもちろん、家族間で互いの健康を保持できるのは有意義なことは想像に易い
もちろん、教育内容が増える分それなりの出費や学ぶ個人の負担もあるだろうが、総じて医療費は減少するだろうし何より今言われているような医療崩壊にほど強い国家となることは間違いないだろう、、

しかし現実では増大する医療費のしわ寄せを医療報酬から削ろう、とりわけ薬局(薬剤師)から召し上げようという流れが強いけれども、もはや薬局(薬剤師)から削り取れる部分はゼロに等しいのが実情だ
そろそろ医師側にも手入れが及ぶのは時間の問題だと思っている(ghhh..)

ただ、薬剤師はともかくとして医師の報酬をケチるというのは果たして良い結果を生むだろうかという疑問がある
『給料が減るなら手を抜きまーす』というような個人レベルの問題ではなく、
今は『大儀がある(ついでに少し給与待遇も良い)から目指したい!』と優秀な子供たちの目指す先の一つに医歯薬看護が含まれているが、これがもし給与水準が一般職並みに揃えられるとどうなるか?

優秀なトップ層が他業種に流れたばかりにやむえず二流以下のヒトが他者の生命を掌握し、あるいはおっちょこちょいが医療事故を起こす、、そんな暗い未来か
はたまた、“報酬なんて関係なく、私たちは医療をやりたい!!”という高モチベーション集団が形成されて医療のクオリティは却って増す、そんな未来となるのか

こればっかりはやってみないと分からない。ただ、一度舵を切ればあとしばらくはその流れを変えることは出来ない
であれば
そもそも国民が最低限の医薬知識を備えていて、普段の血圧管理やた血糖値管理やらは自前で賄えてしまうような国家であれば、一部の高度医療を除けばとりわけ医療従事者ばかりが優秀である必然性はなくなる

まぁ、それだけ既存の医師・薬剤師らの専門性、価値が相対的に下がる≒フィーが削り取られることになるので(マンパワーを要する看護師の価値はよほど機械化されない限り変わらない気がする)これらの業種は死に物狂いで反発するだろうけども、医療費はかなり下がると思われる
2100年、2200年、2300年の医療はどうなっているのだろう?
そもそもコロナは終息して無事2100年を迎えられるのか(笑)

・・・まずは2000年代の医療をしっかり乗りきろう



posted by うたまろう at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌

2021年07月23日

廃業の危機が浮上

薬局が頓挫する可能性がにわかに浮上してきたので覚書

廃業か継続か、そのカギは

『医薬品を安定して調達出来るか否か』

にかかっている

少し前の小林化工や日医工といった後発品メーカーの不正とその処罰を発端とする医療用医薬品の供給不足が大きな話題となったが、
その後も工場の被災による製造停止や医薬品の製造許可への適合試験のための機器メンテ?のための製造停止、
はたまた“原薬”と言う薬の大元の原料の生産が追い付かなくなったことによるVD3製剤全般の出荷規制など、医薬品の供給不安については枚挙にいとまがない


もちろん、今すぐに【何でもかんでもクスリが手に入らない】という事態ではない
ウチで取り扱う銘柄の一部においても供給不足に巻き込まれはしたものの、その度に門前の紀先生と協議して確保可能な薬剤に切り替えていくなど患者さんの治療に支障が出ないように柔軟な対応が出来ているのではないかと思う

しかしその一方で
処方せんを発行する医療機関(のドクター)の中にはこの供給不足に対して何も手を打たない(従来からの治療手段を変えようとしない)方も一定数おられるので困っている

先ほど供給不安のある医薬品の例としてVD3製剤を挙げた
これは骨粗鬆症の防止に整形領域で多用される薬剤であり、いくつか存在するVD3製剤の全ての供給がストップするという非常事態にあることは間違いないが
今は“ビスホスホネート系”というまた別の系統の治療薬が存在しているので、そちらに切り替えるなどの代替手段がないこともない
歯科治療中の方には使えないとか、既にビスホスホネート系+VD3で治療中という方もいるが
【何なら少しの間は停めていても大丈夫】
という指針がメーカーからも発信されているし、厚労省からも代替治療に切り替えるなど案内がされているところだ

実際、該当する薬剤の処方せんを受け付けた
太秦駅近くの“大きな整形外科”の病院にかかる以前からの患者さんだ
当薬局としての対応はこうだ
『恐れ入りますが、大規模な供給不安があるようですので、極力多くの方に薬剤を行き渡らせられるように90日処方を28日に変更いただけませんでしょうか



しかしその問い合わせも虚しく

「処方日数は変更いたしかねますので、入手可能な薬局さんを探していただくように患者さんにお伝え下さい』

というように返されてしまったので非常に困惑した
(当の患者さん自身はもっと困惑したことだろう…)

確かに、“○○調剤グループ”などの大手調剤チェーンはその規模から在庫を確保していたり、あるいは購買力の高さから今はまだ在庫があるかもしれない
しかし今回のVD3製剤の供給不足というのは全世界的な規模の不足らしいので、そんな在庫もやがては枯渇するのは明白だ
“そうなってから考える”というのも一つかもしれないが
同日に5〜6人の90日処方せんが出て、AさんBさんCさんまでは手にはいったけれどDさん以降は全く手に入らない、といった事態が起きたときにどう考えるのか
私個人的には全ての患者さんに30日、あるいは14日でも、なんならば誰にも出さないが正解…というロジックに至ったが
大きな病院の先生はまた違う考えで勉強になったよ
そういえば、この後発品全盛の時代においても頑なに変更不可を続けているし、オーソライズジェネリックといって“完全に先発品と同一の後発品”も出ている品目に至るまで変更不可、と徹底した反骨の医療機関だったな

私も反骨、反体制の左翼野郎(笑)だけど
【患者さんに迷惑のかかる主義思想はクソ】
だと思っている

何が正解なのかを自分の頭で考えることだけはいつまでも続けていくつもりだ
自分の頭で考えられなくなったとき、あるいは自分の頭で考えたものがどうしてもお粗末なものにしかならなくなったときは潔く引退だな!

…と、それはさておいて
いずれにしても今回の様な事態においては【在庫を持っている薬局が正義】となることが明白となってしまった

卸からの購入はどうやっても○○調剤グループみたいな大手チェーンが強く、そこに供給不安のある薬剤を買い占められてしまったら我々のような泡沫薬局は手も足も出ない、、

それが冒頭に挙げた“経営危機”の正体だった


はぁ、普段は聞き流していた「○○グループに加盟しませんか!?」といったオファーについても真剣に検討する時期が来たのか

薬局運営には様々な難題が立ちはだかるものとは思っていたが…こういうチープな問題で道が閉ざされるのは納得しがたいが、かといって患者さんのクスリに手配がつかないでは元も子もない
よく思案せねばならないな


なお、私は今“これは廃業の危機か!?”と未投げの下見に東尋坊にやってきている(笑)

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そして
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フナムシさんのカップルハート(トランプ)️を発見してまた生きる希望が湧いてきた!!


フナムシのように
うつくしくありたい〜

posted by うたまろう at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌

2021年07月04日

easeUSクローニングの有償化にもめげずに大容量HDD→SSD(252GB)へのスケールダウンを成功

結論からすると、まさかのFAT32形式でフォーマットするだけで一発解決した(ただ、今後の問題はあるかもしれない)
そこに至るまでのトライアル&エラー、あるいはPDCAサイクルって大事だなという話を書く


当薬局には『赤ピーシー』という通称のノートPCがある

これは、特に変哲のない4-5年前のNEC製ノートであり、
一般的なネットサーフィンを患者さんの個人情報が満載のレセコンPCでやるわけにはいかないよね
という理由で導入したものだった
オープン当初は自前のノートを持ち込んでいたが、それを自宅と薬局でイチイチ行き来するのは骨が折れたので買い足したもので、スペックは決して高いものではなかった

その赤ピーシーで経理などの様々な作業を行っているが、昨今ではその処理の遅さが気になっており、
折を見てHDDドライブからSSDに切り替えることとした

なお、その切り替え作業はそう難しいものではなく、ざっくり言えば
新たに買い足したSSDドライブを取り替えたいPCにつないでHDDのデータを丸ごとコピーする(クローニング)
クローニングされたSSDとHDDを入れ替える
無事起動することを祈る
・・・というだけの作業で、既に自前で使用しているノートPCにおいても経験済みだ

しいて言うならばクローニングの時間が長いので結構怠い、、そこだけが問題点だと思っていた

が、


【クローニングは有償版のみの機能になります】



オイオイ(゚Д゚;)

いや、もうSSDは購入済み(4500円笑)なのですが
カエサルでいうと賽は投げられているし、飛行機で言うとpoint of no returnなのですが



どうやら、私が以前に行って少したってから有償化していた模様
おそらくOSのライセンス関係に抵触したのかなとみている

何か方法はないの?
有償版を買えばいいだけなのにね


“有償版になる前の古いヴァージョンならいける”

それだ、行こう




・・・行けそう・・・え?!




【セクタサイズが異なるので無償版ではサポートしていません】


結局ダメなのか
しかし私はあきらめないよ


セクタサイズとは?
アローケーションサイズ??

SSdをフォーマットするときになんか聞かれているアレか
お任せではだめなのか?


調べてみると、古いPCは512バイト
対して新たにフォーマットされたSSDは4096バイトだった

昔は512,なんなら256バイト以下も選べたようだが
今はNTSF方式?一択で4096バイト未満は選択できない


詰んだ


いや、昔はできたなら昔の方式を試せばいいのでは?
アロケーションサイズとやらがでかくなったのは、大容量データ時代に入り、
蓄積できるデータ量、あるいは一度にやり取りできるデータの最大量を稼ぐためらしい
なら時代の逆をいけばいいのだ


じゃあFAT32(笑)形式ならどうだ
以前にメディアを強制的にFAT32に書き換えるソフトをDLしていたので試す

今度はどうか、、、クローン準備画面に移行した!


いける

〜30分〜


できた。換装して、、、起動するぞ

ほい
posted by うたまろう at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌